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2021.08.03

己龍より大切なお知らせ

いつも己龍を応援してくださっている皆様へ。
己龍・下手ギター・九条武政が2021年12月16日をもちまして活動休止する事になりました。


下記メンバーからのメッセージです。
ご一読くださいましたら幸いです。


 


【九条武政】
2021年12月16日己龍生誕14周年記念公演を以て
一度、己龍の九条武政としての活動を休止させて頂く事になりました。


この14年間、己龍の事を第一に思い全力で活動してきたし、
メンバーも応援してくれているファンの皆も大好きだからこそ、
沢山悩んで出した決断です。


この決断に至った自分の考えや気持ちを受け入れてくれて、
これからもこの5人で己龍だと言ってくれたメンバーには感謝しかありません。



活動休止後は表舞台に立つ事はなくなりますが、
己龍とは楽曲制作等で今後も関わっていくつもりです。



皆に対しての感謝の気持ちやこれからの事、
改めて12月16日に皆の前で直接伝えられたらと思っています。



突然の発表にはなってしまいましたが、
活動休止前最終公演である12月16日まで
これまで以上に皆に感謝を伝えられるような活動が
出来たらと思っていますのでよろしくお願い致します。


 


【黒崎眞弥】
武政から今回の話を聞いた時は「遂にその時が来たんだな」という心境でした。
メンバーの中でもバンド内で同じ時間を多く共有して居たからなのかも知れません。


現在は僕の病状も著しく進んだ事で、メンバー全員が以前にも増して細かな所も配慮しては気遣ってもらえているので、活動を続けられている状態でもあります。
その中でも当初から気に掛け、支えてくれていたのが武政でした。


バンドやファンに対して常に深く真剣に考えて行動していた事も、空回りしている様も、傍で見続けて来たのでよく知っています。
だからこそ、この話し合いをする事の心苦しさも十分伝わっても居たし、それだけ強いものなのだという事も解りました。


ただ、伝え方が上手では無いので、話の途中で段々と苛ついてくる場面も有りました。が、そんな面も含めての九条武政なんですよね。


これだけ長く続いた関係が、今更「じゃあね。」という気持ちにも到底なる事は有り得ませんし、本人が発表した気持ちの上で今後も己龍として深く関わって行けると言うのなら、その形が一番なのだと、今ではそう思えます。


身近なメンバーでさえ、受け入れる事に対しての時間を幾らか要したので、どの様な気持ちとなり、捉えるのかは人それぞれではありますが。


黒崎眞弥、酒井参輝、九条武政、一色日和、遠海准司、五人の活動を。


今後とも変わらぬ応援の程宜しく御願い申し上げます。


 


【酒井参輝】
先ずは日頃の皆からの己龍に対する応援に感謝します。
そして突然の発表に驚きや戸惑いを隠せないと思います。
お騒がせしてしまい申し訳ないです。


今回本人からも話があった様に2021年12月16日を以て九条武政の表舞台での活動が一旦お休みとなります。


武政から裏方としての活動をしていきたいと言う話を聞いた時に最初に思ったのは「勝手な事を言うな」と言う気持ちでした。
メンバーをはじめ、事務所やスタッフ…そしてファンの皆も生半可な気持ちで己龍に携わっている訳ではなく、それこそ「人生」と呼べるだけの活動になっています。
だからこそ武政の想いに関しては「裏切り」とまでは言いませんが、「悔しさ」は拭えないモノがあります。


しかし、己龍が私の「人生」である様に武政にも武政の「人生」がある訳で…そう考えた時に武政の選択を尊重したいと言う想いも同時に込み上げてきたのが事実です。


ファンに対して真っ直ぐで、一番近い存在で居たいと言う信念で活動してきた武政だからこそ、今の半端な気持ちでファンの前に立ち続ける事が出来ないと言う考えも良くわかります。
だったらやりたい事、挑戦したい事に対してやり切って武政自身が納得するしかないのではないか?と言う判断です。


因みにメンバー間で揉めたり、不仲で亀裂が走ったりとかは一切ありません。


今後は裏で音楽プロデューサーとして武政には曲を作って貰いますし、ギターも弾いて貰います。
己龍の下手ギターは九条武政であり、誰かを代わりに充てる事もありません。
結論として武政は己龍を辞める訳では無いので。
ただ、自身が納得して気持ちの整理がつくまでお休みしますって話です。


しかし、12月16日以降の己龍のステージやメディアへの露出が4人になるのは事実です。


私も以前、網膜剥離で一時的にお休みを頂き、その間メンバーが4人で己龍を…私の居場所を守ってくれました。
だから今度は私が守る側になるんだ、と言う気持ちです。


「今だったら己龍の美味しい所横取り出来るんじゃね?」


と思うアーティストも居るかもしれません。
そう思う事自体は悪い事では無いし、バンド活動は戦いでもあるので全然良いのですが…まぁ「舐めるな」と言う気持ちです。
逆に「4人でこれなら武政が帰って来たらとんでも無い事になるんじゃないか?」と周りに思わせるくらいのバンドになって行かなければ武政が安心して自身への挑戦も出来ないのではないかと思います。そして…


「5人でわちゃわちゃしてる己龍が好き」


と言う気持ちも分かりますし、ファンの皆には不安な気持ちだったり寂しい思いだったりをさせる事になってしまうと思います。
だからこそ12月16日まで…我々5人の己龍を出来る限りその目と記憶に焼き付けて欲しいです。


最後に…


今回の件で「解散」の話も出ました。


が!


私自身まだまだ志半ばです。
己龍を終わらせると言う気持ちは微塵も無い訳です。


命を賭して活動していく事に変わりはないので末長く応援して頂けると幸いです。



【一色日和】
己龍を応援してくれている皆さまへ。


先程の発表であったように、2021年12月16日を以って九条武政は表舞台での活動を一旦休止します。


ファンのみんなにとって簡単には受け入れ難い発表だと思うし、悲しみだったり怒りだったり色々な感情があるのではと思います。
自分も最初は戸惑いました。己龍というバンドを5人で続けていくことが全てだと思っていたし、「黒崎眞弥、酒井参輝、九条武政、一色日和、遠海准司」この5人で在ることが何よりも大切な事だと信じて居ました。
武政の言葉は自分にとって受け入れ難く、色んな感情が湧き上がりました。
でも己龍がメンバーを含めた誰かを縛り付ける鎖であって欲しくないとも考えています。裏方として音楽プロデュースに専念したいと言う本心を武政が打ち明けてくれた以上は、真摯に向き合いたいとも思っています。
自分自身、人生において後悔をしたくないし、武政に対しても一度きりの人生で後悔して欲しくありません。
それならば笑って武政の背中を押してあげたい、そう考えるようになりました。


メンバー各々が本音を伝え合い、真剣に話し合った末での今回の決断です。
ライブ公演、MV制作、各種イベントやメディア出演等、己龍の表立った活動に関しては今後4人で行います。音楽制作活動に関してはこれまで通り5人で取り組んでいきます。これからも武政は己龍のコンポーザーの1人としてレコーディングにも参加するし、今まで武政が制作した楽曲たちも演奏していきます。
形は変われど「己龍は5人」このスタンスはこれからも変わりません。


ステージに武政がいつ戻ってくるかは分かりません。それまで下手は一人になります。寂しい気持ちもありますが、それと同時に思う存分に自分を試せるチャンスと前向きにも考えています。武政が音楽プロデュースという新しい事に挑戦していくように、自分もまた己龍のベーシストとして、いち表現者として新しい挑戦をしていきます。自分に武政の代わりは務まらないし、務めようという気持ちもありません。あくまで一色日和として新しいステージに挑戦していくつもりです。武政が見たら腰抜かす位にカッコいいステージを作ってやろうと考えています。


…と、色々と書き綴りましたが


ファンの皆には無理に自分の気持ちを抑えつけて納得して欲しい訳ではありません。受け入れるのに時間が必要な人もいると思います。それぞれのペースで向き合って貰えたらと思います。
12月16日まで時間は多く残されていませんが、やがて来るその日までメンバー5人とファンの皆で少しでも多くの笑い合える瞬間を作って行くことが自分自身の一番の目標です。


12月16日まで、そしてそれからも己龍を宜しくお願いします。


 


【遠海准司】
「暁歌水月」の時に僕らは生涯己龍だと誓いを立て胸に意思を刻みました。
もの凄く不器用で、でもその分人一倍努力をしてきてリーダーとして我の強いメンバーを頑張って纏めてきて、そしてファンの事を第一に考え必死にバンド活動をしていく中でその誓いは武政の中で何かが崩れてしまったのかもしれません。
高校で知り合って一番長い付き合いだから武政の事は何となくは分かっているつもりです。


一人っ子でB型なのに我儘なところを見せずに周りにすごく気を使っていてこんなやつがいるんだなと感心したのを鮮明に覚えています。
その反面武政の中でのこだわりだったり譲れないものがあると温厚な武政がまるで別人かの様に聞く耳を持たないくらいの自分勝手な我儘を発動するのも付き合いが長いが故に知っています。
今回の武政の決断は固く揺るがないものでした。こうなった武政は変わりません。
それならば僕達がすべき事はどうにかして己龍を終わらせずに存続させるかという一点だけでした。
沢山話し合いました。結果、武政は九条武政で有り続けてくれると言ってくれました。


12月16日以降武政を見る事ができないのはファンにとって哀しく寂しくやるせないと思いますが九条武政は確かに存在しているのです。
あいつのギターもあいつの曲もこれからも武政はいます。
〝ごめん!そろそろ皆に逢いたいわ!〟って何事も無かったかの様に言ってくる日を望みつつ僕達は5人でこれからも活動を続けていこうと思います。


表舞台は4人ではありますがこれからも己龍を宜しくお願いします。
そして九条武政の事もどうかよろしくお願いします。

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